【F1】2021 第14戦イタリアGP

F1ブログ

角田裕毅にとっては散々な結果となってしまいましたが、【F1】2021 第14戦イタリアGPの感想を書いていきたいと思います。

このイタリアGPはスプリント予選方式のレースですのでその辺の説明もします。

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いつもと違うスケジュール

まずこのイタリアでの予選方法が通常とは少し違っていて特殊です。

通常のスケジュールは

金曜日 フリー走行1 フリー走行2
土曜日 フリー走行3 予選
日曜日 決勝

と進んでいきます。

今回は今年から試験的に導入されていて、第10戦イギリスGPに一度行っているスプリント予選方式です。今回のイタリアGPで2回目にになります。

スプリント予選方式のスケジュールは

金曜日 フリー走行1 予選
土曜日 フリー走行2 スプリント予選
日曜日 決勝

というスケジュールになります。

大きな違いが、土曜日に行っている一周の速さで競っていた予選が「スプリント予選」となります。

簡単に言うと、100kmのミニレースを行い決勝レースのスタートグリッドを決めます。金曜日の予選は、そのミニレースのための予選になります。

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角田裕毅 にとっての第14戦イタリアGP

今回も、少し詰めの甘さが出ていました。

金曜日の、予選Q1の最後のアタックで、ぎりぎりQ2に進出できるタイムを出しましたが、最終コーナーでコースから出てしまいタイムが無効になってしまいました。

結局、スプリント予選のグリッドは、17番手でした。

スプリント予選は18周で争われます。

スプリント予選はスタートが良くシケイン進入時には15番手あたりまで上がっていました。何台か抜きましたが、4-5コーナーでクビサと接触してしまいピットインを余儀なくされます。最後尾まで落ちた後コースに戻った後に早い段階で3台を抜きましたが、追い上げもそこまでで結局16番手でフィニッシュしています。チームメイトのガスリーがリタイアしていますので実質、スタートした時と同じ順位です。最終的に決勝スタートグリットはボッタスがエンジン部品を交換したために最後尾スタートとなり角田は1つ繰り上がり、15番手からのスタートとなります。

決勝レースですが、残念ながら角田はスタートをすることもなくマシントラブルでリタイアとなっています。一旦はグリットにつきましたがその後マシンはスタッフに押されピットに戻ります。修理を試みますが、スタートには間に合わなく決勝レースを走らずしてリタイアとなっています。

角田も話していましたが、経験を積むことが出来ず残念でした。

しかし、前半戦の角田でしたらスタッフやチームに対して文句の一つも言っていたかもしれませんが今回は大人の対応をしていました。ここは、成長した部分だと思います。

次のロシアGPは一週間空きますので気持ちを切り替えて臨んで欲しいです。

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決勝レースの感想

決勝レースは53周で行います。

スタートでポールポジションのフェルスタッペンがマクラーレンのリカルドに抜かれてしまい2番手に下がってしまいます。

まずはここが今回のレースの大きなポイントだったと思います、イタリアGPが行われたモンツァサーキットはなかなか抜くことが出来ないサーキットです。順位変動が起きる可能性が高い場面としては、スタートとピットイン時です。

リカルドとすればその最大のチャンスを生かすことが出来ました。

リカルドが首位を走る中、22週目まずはリカルドがタイヤ交換のためピットインします。コース上に残るフェルタッペンはこの間に猛プッシュして、リカルドと入れ替わろうとしますがなかなかタイムは上がりません。

次の週に23週目にフェルスタッペンはタイヤ交換の為ピットインをします。

リカルドとの位置関係を見ながらドキドキしながら見ていましたが、ここでアクシデントですレッドブルチームのタイヤ交換が終わりません。11.1秒かかってしまいました。今シーズンのレッドブルは2秒前半で終わっていましたので大きなロスです。

各車のタイヤ交換がはじまりましたので、順位は大きく入れ替わっていますが、この間にタイヤ交換をしていない2番手のハミルトンが1番手のノリスをコース上でかわしコース上での首位に躍り出ます。

その直後にノリスもピットインしたために、ハミルトンは猛プッシュして走りタイムを稼いでいます。ハミルトンは他のドライバーがミディアムタイヤをチョイスする中ハードタイヤをチョイスしていたためタイヤ交換を遅らせる事が出来ていました。

わたしは、ハミルトンが優勝かなと思いながら見ていました。

リカルドフェルスタッペンノリスがタイヤ交換を終えた後、25週目にハミルトンがタイヤ交換の為にピットインしました。

わたしは、他のドライバーとの位置関係を見ながら画面を見守ります。

タイヤ交換が終わっている実質上の2番手ノリス、3番手フェルスタッペンの間にハミルトンはピットアウトしてきます。

ただし、ストレートを走って来てスピードに乗っているフェルスタッペンハミルトンと1コーナー入り口で並びかけます。

フェルスタッペンはそのまま引かずに、1コーナー2コーナーと進みます。

しかし2コーナーに差し掛かろうとしたときにハミルトンと接触してハミルトンの車に乗り上げてしまいます。

最悪の結末です。タイトル争いをしている二人が接触をして両者リタイアです。

結局レースは、

1位 リカルド(マクラーレン)
2位 ノリス(マクラーレン)
3位 ボッタス(レッドブル)

という結果になりました。

角田はスタートできずにリタイア、チームメイトのガスリーもマシントラブル3週目にリタイアしています。

フェルスタッペンは、スタートでリカルドに先行されてしまい、ピットストップで抜き返そうとしたところタイヤ交換に時間がかかってしまい焦っていたのかも知れません。

そこにきて、チャンピオン争いのライバルであるハミルトンがピットアウトしてきて目の前でコース復帰しようとしていれば、気持ちとしては分かりますがわたしの感想では少し強引ではなかったかなと思います。

DAZNでF1を観戦しています。