工業系工場の仕事の種類を、工場一筋の実体験を元にご紹介

わたしは、短期間の仕事を含ると、3回転職をしています。すべて工業系の製造業でいわゆる工場での仕事です。そんなわたしが、工業系の工場にはどんな種類の仕事があるのか、また、各仕事がどんな人に向いているのか表にして紹介したいと思います。

転職で、工場の仕事の求人に応募しようと考えている人は参考にしてください。

早速紹介します、求人を探す際に参考にしてください。

では早速、紹介していきます。

まずは大きく分けると、2種類に分けられます、実際に工場の中で物を作る直接部門と、直接部門をサポートする間接部門です。

直接部門

文字通り、直接、物を作る仕事です。作業内容にはいくつか種類があります。

ライン作業

ベルトコンベアなどで、流れてくる部品を待ち受けて部品を取り付けたり、ボルトやナットを締めたりする作業をします。慣れるまでは、作業に追われることになると思います。流れ作業とも言います。

組み立て作業

作業場で、工具などを使い部品を組み立てて製品にしていきます。

プレス加工機オペレーター

プレス機にセットした金型に金属材料を投入して、プレス機を動かし部品を製作していきます。
実際の作業手順は

①材料投入→②作動ボタンを押す→③部品を取り出して容器に入れる

3工程です。はじめは金型のセットや、調整は段取りの人がやってくれると思います。

材料加工機オペレーター

材料（金属の板や塊）を加工します。様々な機械を使用して、材料を切ったり、削ったり、曲げたりします。
経験を必要としますので、はじめての方には難しいです。

ミシン機械オペレーター

工業用ミシンを使って布や革を縫製します。自動車の内装部品などに使われます。

樹脂成型機オペレーター

プレス作業に似ていますが、金型を使った樹脂成形の作業です。溶かした材料を金型に入れ固めます。樹脂、プレスチック製品を作ります。

NC工作機械オペレーター

材料加工機オペレーターと作る部品は同じですが、こちらはプログラムにて制御を行い加工するために寸法精度の高い部品が出来上がります。要求される経験レベルは高いです。

溶接作業

溶接機を使い金属と金属を結合していきます。部品の出来上がりに経験の差が如実に表れます。経験豊富な人材は需要が高いです。

直接部門のまとめ

作業内容	経験要求度	身体的負担	精神的負担
ライン作業	△	◎	〇
組み立て作業	△	〇	△
プレス加工機オペレーター	△	〇	△
材料加工機オペレーター	〇	△	〇
ミシン機械オペレーター	△	〇	△
樹脂成型機オペレーター	△	△	△
NC工作機械オペレーター	◎	△	△
溶接作業	◎	〇	△

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間接部門

間接部門でも、工場内で現場と密接にかかわる部門、事務所と現場を行き来する部門、常に事務所にいる部門があります。

部品ピッキング

加工前の部品を倉庫から必要数ピッキング（取り出して準備）して、現場に払い出します。

フォークリフトオペレーター

フォークリストを使い、現場に部品を投入したり、完成品を引き上げて出荷場に運びます。完成品を出荷トラックに載せることもあります。

検査員

現場にて、部品・製品の品質確認をします。

品質管理

品質を管理します。不良品が発生しない様に、いろいろな施策を実施して管理していきます。お客さんの品質関係の窓口になります。

生産管理

会社により、業務の範囲は異なりますが様々な業務があります。

お客さんからの注文の受領、現場への生産指示、生産調整など、現場の生産に関わる事すべてに関わります。お客さんへの納入に関する窓口になります。

生産技術

現場の生産設備のメンテナンス、生産に関わる道具の製作などを行います。現場で使う加工データもここで作成します。

営業・購買

営業はお客さんから、新しい仕事を取ってきます。購買は生産に関わる部品、備品などを購入します。

総務・人事・経理

従業員の採用、給与計算、労務管理、お金の管理などを行います。

システム

パソコン関係、様々な社内システムの管理などを行います。

間接部門のまとめ

作業内容	経験要求度	身体的負担	精神的負担
部品ピッキング	△	〇	△
フォークリフトオペレーター	〇	△	△
検査員	〇	△	〇
品質管理	〇	△	◎
生産管理	〇	△	◎
生産技術	◎	△	〇
営業・購買	〇	△	〇
総務・人事・経理	〇	△	〇
システム	◎	△	〇