(0000-10-2)OD(過量服薬)

うつという病

 まず初めに、決められた量以上の薬を飲むこと、絶対にやってはいけない事です。
命を落とします、必ず自身が後で後悔します、周りに迷惑が掛かります。
もう一度言います、決められた量以上の薬を飲むこと、大量に薬を飲むこと
絶対にやってはいけません。

 気持ちの落ち込み、疲れの蓄積、腰痛の発症。
すべてがうまく行かない、考えることはマイナスの事ばかり。
『子供がかわいそう』、『なんでうまく行かないの?』、そんな悪循環が続く中
それは起きてしまいました。

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メールでのやり取り

 腰痛発症から、5日後の午前中に、妻からメールが来ます。
わたしは、会社です。

妻『考えることは、マイナスの事ばかり。辛い、生きててもしょうがない。』

わたしは慌てて、電話を掛けます。

わたし『そんなこと言わないの、今はたまたま気持ちの波が、下に来てるんだよ。
    今日、早く帰るからゆっくり横になって休んでて。』
   『大丈夫だから、気持ちは上がってくるから。』
妻『分かった、パパ仕事中でしょ、仕事に戻って。』

わたしは、仕事に戻ります。


昼休みに、妻にメールをいれます。

わたし『気分は少しは落ち着いた?』
妻『もういいの、今までありがとう。』

慌てて電話を掛けますが、出ません。

わたしは、昼から休暇を取り、急いで帰る準備をします。

着替えている最中に、妻の母から電話が入ります。
妻の母『薬を大量に飲んだみたい、いびきかいて眠ってる!!』

妻は妻の母にも連絡をいれていて、様子がおかしかったので妻の母は家に向かっていてくれました。

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帰宅途中の連絡

 わたしの会社から、家まで約1時間かかります。
どうすれば良いのかわかりません、会社を出て歩いている時に処方薬を出してくれている
薬局に電話してみました。

わたし『妻が家で薬を、大量に飲んでしまったんですが。119番したほうが良いですか?』
薬局『○○さんの服用している薬でしたら、命の危険はないとは思うんですが、念のため
   119番に連絡してみた方が良いと思います。』

次に119番に掛けてみました。

わたし『妻が家で薬を、大量に飲んでしまったみたいなんです。一応、薬を貰ってる、
    薬局に連絡をしてみたら、命の危険は少ないと言われたんですが。』
119『いま、奥様のそばに、いらっしゃらないんですか?』
わたし『はい、わたしは会社から自宅に向かっていることろです。』
119『そうですか、自宅について状況を確認してから、再度119番していただけますか。』
わたし『わかりました。』
   ※記憶があいまいなため、やり取りは大体のニュアンスです。

家に帰るまでの電車の中、時間がとてつもなく、長く感じます。
頭の中で、『なんで、なんで』が繰り返されます。

『なんで昨日もっと話を聞いてあげなかったんだろう。』
『ここまで落ち込んでるって、なんで気が付かなかったんだろう』

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自宅到着

 自宅に到着しました、妻の母もまだ居てくれています。
妻は、相変わらず大きないびきをかいて寝ています。
急いで、119番に掛けました。

わたし『妻が家で薬を、大量に飲んでしまったみたいなんです。どうすればいいでしょうか?』
119番『救急車をすぐに向かわせますので、隊員と相談してください。
    外でまってて誘導をお願いします。』
わたし『分かりました。』

そのあとは、なぜか冷静でした。
妻の保険証を用意して、搬出しやすいように、うちの車を車庫から外に出して。

10分ほどで、救急車が到着しました。

隊員の方と、話をして。すぐに救急搬送することが決まり、飲んでしまった薬の詳細が
分かるように、錠剤の入れ物や空き袋などを集めて持っていきました。

救急車に乗り込み、総合病院の救急センターに行きました。
妻が処置を受けている間に、わたしが手続きを行います。

病院の方々に処置をしていただいた結果、幸い、命に別状はありませんでした。
本当に感謝です。搬送された日は、入院です。
※今回は、命に別状はありませんでしたが、命を落とすこともあります。
 しつこいですが、絶対にやらないで下さい。

=今回はここまでです。次回に続く。=